女性は結局「結婚しないと不安」

そもそも、あなたはなぜ結婚したいのでしょうか?

仕事をし、経済的に自立していて、趣味もあり、友だちや軽い付き合いのボーイフレンド程度はいるのだから、それで十分じゃないか? 子どもをあきらめたのなら、なおさら結婚なんて必要ないのでは? アラサーも過ぎると誰もがぶっかる疑問でしょう。

とはいえ、ひとり暮らしをしている60歳の自分を想像すると、ふと不安がよぎります。私も30代のころはそんなことの堂々巡り。だから、その不安を打ち消すように仕事に打ち込み、女子会や合コンを楽しみ、「あの年で独身なんてかわいそう」って思われたくないという見栄も正直あって、おしゃれやダイエットに精を出していました。

でも、私には、30歳で最初の結婚をしたときに得た、「一緒に年をとってくれる相手がそばにいるんだ」という得も言われぬ安心感と、その安心感を得るためなら、お姑さんとの関係や夫とケンカするなんてことは、たいした問題じゃないと心から思えた経験がありました。結局この結婚は3年で終わってしまいましたが、結婚に対するネガティブな感情はまったく持ち合わせてはいませんでした。また結婚したい、今度こそ「本当のパートナー」を見つけようと、結婚への思いはむしろ強くなるいっぽうでした。なぜなら、安心感は心を穏やかにするということを知ったからです。

2011年の大震災を思い出してください。銀座の街すらも電気が消えて、まるで、都市壊滅の映画でも観ているようでした。そんななか、たったひとりで歩いて自宅まで帰った女性たち。ひとり暮らしの部屋に散乱した家財道具をひとりで片付けていた女性たち。余震が続くなか、揺れが過ぎるまでひとりじっと耐えていた女性たち。あの経験は、それまで「別に結婚なんてしなくてもいい」と言っていたキャリア女性たちの意識までをも変えました。

「やっぱり結婚しないと不安」

結婚は、メンタルなパートナーシップを結ぶことだと思います。

結婚したからといって、経済基盤が一生安定とは限りません。いつ不安定なものになるかわからないこの時代。だからこそ、「この大と一緒に老いていきたい」「この人の存在が私を癒やす」と思える入り「本当のパートナー」と出会ってほしいのです。